ビバ、オビツ


 TOコレクションには、可動素体が多数存在した。
 その大部分はSAJボディである。しかも、T奥さんによって脇の下や足の付け根などががしがしに削られて、両手を前で組めたり体育座りが出来たりとかなりの人形者であったことを伺わせるカスタマイズぶりである。
 まあ、正直、私はずぼらだしドライだし写真撮らないし数が増えたし、で、突っ立ったままずらずら並べてるだけの保管法なので、可動しようがしてまいがどうでも良かったが。
 その中で、2体だけSAJでは無いのが混じっていた。
 妙に赤みの濃い、腕断面が四角で背中がねじ穴な素体…後から判別するに、ボークス素体である。初めて見たときはびびった。おっぱいおっぱい言って、男性向けエロゲも普通にするどっちかというとオヤジ系な私だが、人形のそこに割れ目が表現されているのを見るのは、何とも言えずイヤな気分になったものだった。ま、今ではどうでもよくなっているが。
 この素体を調べるためにネットをうろうろして、人形可動素体は主にSAJ(すでに発売終了)、ボークス、オビツの3種が有名どころだと分かった。
 ここは田舎である。アニメイトすらない県である(去年やっと出来たが)。
 直接見て素体を選ぶことなど出来ない。
 そこで、私はヘッドとの色合いが分からないまま…今から思えばせっかく2ちゃんの人形板にいるんだから、いくらでも情報はあったはずだが当時は必要最小限しか見てなかった…ボークスとオビツの素体を通販したのだった。
 どうせ突っ立っておくだけの人形に、なぜ可動素体が必要なのか。当時の考えがどうも思い出せないが、単に興味と、それからおっぱい素体が欲しかったような気がする。
 ということで、全部巨乳素体である。自分が女なので、そーゆーことを堂々と言えるのは良い。いや、男が言っても良いが、エロいと眉を顰められる可能性があるし。
 さて、ボークス27cm褐色、mini素体色白、ナチュラル、褐色、オビツ27cmナチュラル、ホワイト。
 見事なおっぱいたちが到着したのだが。
 まあ、皆さんご存じだろうが、タカラ色に似ているのはオビツである。
 ボークスのはどれもどうも合わない。褐色は、リリアン日焼け肌に合わせたかったのだが、全然違って微妙にずず黒い肌って感じだし、色白は本気で真っ白で合いっこないし、ナチュラルもタカラの色とは微妙に違って中国産のしか合わないし…。
 で、リカジェニの素体としてはオビツに軍配が上がったのだった。
 残りのminiは…華奢過ぎてリカ頭がでかく見えていやなのもあり、とりあえず自分で顔を描いてみたが引き出しに入りっぱなしだな。
 で、オビツ。
 おっぱい!おっぱい!と興奮したのは最初だけで、合う服がない、型紙起こさなきゃならない、というのに気づいた時点で、ぷしゅうとテンションが抜けたのだった。

 さて。
 それはそれとして、この頃、行きつけの手芸屋が閉店するという事態が発生した。
 閉店セールとなると、いろいろ安くなる。
 だいたい1/6人形の服なんて面積としては1m(最初の布幅)×20cmでも作れるが、まあ一応50cm切って貰ったりしていたのだが。
 閉店セールでは、すでに切られた2mで880円更にレジで3割引というのがどーんとワゴンに盛られたのである。
 2m…多い…でも色んな布があるし〜…すでに店内にない布もあるしいちいち切って貰うのも面倒くさいし〜、何より切って貰うより2m切断の方が安いし〜。
 で、結局。結果的にたぶん10種類越えたと思うが2m布を買い込んだのである。
 単色で定番な色もあるとは言え、2mを1/6で消費するのは時間がかかる。というか、消費しきる自信が全く無い。
 そこで、本末転倒な話だが、60cmドールに興味を持ったのである(笑)。
 大きい人形は、布消費も大きいぞ!…作れば、だが。
 
 60cmドールの選択肢としては、大別してやはりボークスかオビツである。キャストはアレルギーがやばそうなので消すとしたら、海外ものは考える間もなく消去である。
 オビツ60か、ボークスDD。
 しかし、ここでも悩むことはなかった。
 何のことはない、ボークス通販では、DDが品切れ中だったのだ(笑)。
 というか、ボークス通販は一般的に品切れが多くて、田舎者お断り臭ぷんぷんだが。
 よし、オビツ買っちゃうぞ、オビツ!
 盛り上がった私だが、ここでリカちゃんキャッスル初登城計画が持ち上がっていた。
 ならば帰りに秋葉原に寄って、直接買えばいいじゃないか、と思った。
 …結局、アゾンでは希望の2分割ボディホワイトが無くて、付属ヘッドだけ買って帰って、ボディは通販することになるのだが。
 今でも後悔はしていない。
 田舎者お断りな某なんて嫌いだ…カスタマイズ自由なオビツ好きだよ、オビツ。どうせ服着せるから、多少のスタイルの違いなんかどうでもいい…こともないが服によっては本当にどうでもいいもんな。
 手に入れやすさが重要だ。
 …負け惜しみじゃないよ、ホントだよ。

初登城


 リカちゃんキャッスル。
 リカちゃんを愛する(いや、ジェニー&フレンドでもそうだが)者にとっては聖地である。信者たる者、一生に一度は参拝せねば…というより、人形教室1500円(税別)が、非っ常〜〜に!魅力的な場所であったが、基本的に私は出不精で旅行なんて行きたくも無い、という性格であるため(いや、出張には行くが)躊躇っていたが。
 その<面倒くさいなぁ…>より<人形教室!人形教室!>が勝った時、ついに登城計画を立てたのである。
 キャッスルHPで経路を確認する。
 …東京から3時間ほど。
 駄目だ、絶対日帰りは無理だ。
 いやまあ、朝一番の飛行機に乗って東京行って最終便に乗って帰れば何とかならんでもないが、本気で城しか行けない、
 やっぱり田舎者が東京に出るからには、秋葉原の一つや二つ行くべきだろう。
 ということで。
 サンライズ瀬戸という夜行列車でのこのこと行くことにした。
 初めての経験なので、旦那を誘ってみたらあっさりと同行が決まったので、少し気が楽である。
 何たって道中が暇そうなのが耐え難いが連れがいれば時間が潰せるだろう。
 決行は10月連休。
 後になってその翌日がイベントだったことに気づいたが、イベントなんて全く考えてもなかったので、城と東京ショッピングのみである。
 さすがに連休初日、夜行列車の予約は1ヶ月前から受付なのだがすでに禁煙車は一杯で、喫煙車両になる。
 うわ、偏頭痛出そう…と行く前からぐったりしつつ行ったが、喫煙車両でも個室内は喫煙禁止、デッキの喫煙場所のみ許可、であったので、部屋の中はタバコ臭がなくほっとした。
 往路は喫煙車両でかつ狭い二人部屋で、シングル部屋が2段ベッドになっているだけの部屋であった。
 私は当直室の狭さに慣れているので、こんなもんかと平気だったが、旦那は落ちるんじゃないかとびびったらしい。
 囂々とエンジン音が響き、震度3〜4の揺れの中、アレルギーの薬とかゆみ止めと酒を飲み、これで眠れなかったら嘘だろ、というドーピングのおかげで(真似してはいけません)、頭痛も起こさず着いた東京。朝7:08のことである。
 それから東北新幹線経由で休日のみ運行の快速あぶくま(現在廃止)に乗り、小野新町(おのにいまち。付いて看板見るまでおのしんまちだと思っていた)に到着。
 鉄っちゃんな旦那弟に頼まれた駅のスタンプを押しつつ、せっせと歩いて事前に知ってはいたが本当にラブホのような外見の城に辿り着く。えーと…10:45くらい?
 3連休なだけあって、城の中は結構家族連れがいた。
 とりあえずリカちゃんの黒歴史に笑ったり、ワールドリカちゃんに溜息を吐いたりしながら、やっと念願の人形教室を発見。
 子供が回っている。
 おばちゃん、すっごく気まずい。
 それでも旦那に荷物を預け、お店のお姉さんに「一度に10体払ったりとか駄目ですか?」「…1体ずつにして下さい」ということで、1体分のお金を払ってリカちゃんを見る。
 すごい、一般流通してない髪色がこんなに!
 そう、私はこの時色髪に心奪われていた。
 とりあえず、一番欲しかった銀色げっと。
 そして服を着せることもなくそのまんま袋に突っ込んで旦那に渡し、次を買いに行く。
 …家族連れが一所懸命悩んで1体決めているところを悪いなぁ…というのと、旦那が退屈そうに立っているのと、「どれだけ買うんじゃ…」という呟きに負けて、1色ずつ10体ほど買った。
 途中、若い子が混んでいるにも関わらず、「金髪でぇ、こっち分けになってる子が欲しいんですぅ〜」とお姉さんに言うと、お姉さんがレジから離れて下から段ボールを出していたので、私も思いきって聞いてみた。
 「あの〜…日焼けリカちゃんいませんか?」
 答えは、すでに並んでいる中にあった。
 というか、これが日焼けとは気づかなかった(苦笑)。その程度の…えーと…イサム肌?なリカちゃんは銀髪とワインレッドと濃い茶髪ですでにゲット済み。
 私が欲しいのは南の島のリカちゃんくらい黒い子〜と思いつつ教室終了し、横の方に目を移す。
 棚に「おみやげリカちゃん」(すでに服も着せられ袋に入っている2200円(だったっけ)ほどのリカちゃん)を見ると、そこにいました、日焼けちゃん。
 とりあえず、その日焼けのピンクと金髪と茶色と焦げ茶色をゲット。
 5000円〜6000円の箱リカは…えーと…1階の売店と行き来しながら悩み、幾つか買った。
 後に。
 あぁ、あの黄色い三つ編みいっぱいのリカちゃんも買っておけば良かった…三つ編みなら自分で出来るかも〜とか思ったのが間違いだった、つか1階の箱リカは通販に追加されたし〜…と後悔したのが、2回目登城に繋がるのだが。
 ちなみに、この三つ編みいっぱいリカは2回目にはすでになく、しくしく泣いているとぴんくボムさまのサイトにいらっしゃったのだった(笑)。くそぅ、写真は見られたので、いつかレモン色髪のをカスタムだ。
 さて、鞄を夢で一杯にし、城を後にする。
 受付お姉さんに貰った割引券と地図を手に昼飯場所に向かうが、10分ほど歩いたところのそこは、本日休業のため、もはや逆側のレストランに向かう余裕もなく向かいの喫茶店で「早くできるものを!」と注文したのだった。
 ぎりぎりになりつつ掻き込んで駅に向かってがしがし歩き、帰りの列車に乗る…えーと、14時くらい発。
 16時半頃秋葉原着。
 まずアゾンに向かい、オビツ60に振られ、ラジオ会館で幾つか買い物をする。
 それから新橋に出ていって博品館で行われていた人形教室リカを1体買い(笑)、上のイタリア料理店で夕食を取った。
 そして、22時発の夜行列車を待って、無駄に時間を潰したのだった。
 当時の記録によると、この時手に入れた城リカちゃんは16体。
 往復5万円×二人分を払って手に入れるには少々お高いものに付いたが、旦那付きではこんなもんだろう。いくら咎めもしない人でも、ずっと見られてると気まずいのである。

2回目登城


 さて、それから数ヶ月が経った。具体的には10月から3月になった。
 3/21(火)は春分の日である。私は勤務の都合上水曜が休みやすい。
 まあ、無理をすれば、たとえば火曜夜に夜行に乗って水曜に城に行き、水曜夜行で帰れば木曜7時半に到着してそこから出勤する…ということも出来るが、できれば翌日休みの方が楽である。
 そ土日を使えば良いようなものだが、前回家族連れに阻まれて思うように選べなかったことを思うと、土日や連休は避けたい。
 ということで、3/20夜、サンライズ瀬戸に乗って、今回は一人旅の始まりである。
 実は2月に調べていた時刻表が3月に改正になっていて、直前に脳内予定が狂ってばたばたしたりもしたが、まあともかく。
 あぶくまが廃止されていたのでのんびり小野新町に向かう。
 3月とは言え寒いがよく晴れた日であった。
 祝日だが、あまり人はいない。まだ春休みでは無いのは予定通りだ。
 だが、以前よりも人形教室が縮小されている。
 前は同じよ髪色で何体も並んでいたのだが、今回は同じ髪色は2体くらいしかいない。
 うわっちゃ〜と内心思いつつ、今回は2体ずつ金を払う。
 まず端っこから2体選び、次に金を払う際に、ぼそっと言ってみる。
 「あの…リカちゃん縮小されたんですか?」
 お姉さんにっこり笑って、
 「どのようなのがお好みですか?」
 すいてるだけあって、お姉さん私にかかりきりである。
 レジから離れ、リカ棚の後ろの段ボールを見せる。
 私がピンクと言えば、ピンクの子を数体出して見せてくれる。
 いや、嬉しいんですけど、だんだん気まずくなってきました…。
 基本的に小心者なので、お手数かけるのは心が痛むのであります…。
 と、もう選んでるのかお勧めから取ってるのかよく分からない状態になりながら、髪型違いで2種ずつ買っていく。
 今回の目玉は、株主リカちゃん(日焼け肌金髪外はねショート)のリカとその帽子、それから1910年リカの服(コート除く)であった。
 思う存分教室を満喫し、相変わらずドライに服は着せずに突っ込んだだけ状態で、今度は棚の袋リカを探す。
 いくつか三つ編みちゃんをゲットして、今度は箱リカ。
 あ〜あの三つ編みちゃんいない〜…でももう二度と来なくても後悔しないように、と3体とも買ってしまう。
 それから1階に行き、箱リカ数体と袋リカ2体ゲットし、宅配をお願いする。
 上では「3万円超えたら宅配料は無料ですので〜」と言われていたが、下では規則集をめくった後、普通に料金請求されたが、まあ、宅配してくれるだけでもありがたいので払う。後に、「やっぱり無料でした…」となるのだが、諸々の事情により以下経過略。
 人形教室を除いたリカたちを宅配にお願いすると、すこしすっきりした鞄(でも重い)を抱えて、私は満足感に浸りつつ城を後にしたのだった。
 前回の教訓により、東京駅で朝食(サンドイッチ)を買った際、昼食(おにぎり二つ)も買っていたので、駅でもそもそ食べる。
 そのうちに雨が降ってきて、あぁ、駅に入っていて良かった…と思っていると、見る間に吹雪になっていった。
 3/21だぞ、さすが東北、何ともないぜ…じゃなかった、さすが東北、四国の常識では計り知れない…と磐越東線中、吹雪いているのを眺めた。
 さて、そうして向かう秋葉原。
 今回は帰りを飛行機にしたので東京を最低18時には出発したい。
 ということで、ラジオ会館のみに絞る。
 ボークスで60cm用にウィッグや靴を買う。
 「あの…サイズばらばらですけどよろしいですか?」
 「はい、どれが合うのか分からんので」
 堂々とSDでは無いと告白しつつ、DD用、MSD用、SD用とばらばらな物を買い、それから下でノアドヘアーを探すがホワイトは無くラジオ会館終了。イエサブのちいかにちょっと心惹かれたが。
 そしてやっぱり向かう博品館。
 余裕があればドーウハウス用小物を見たかったのだが、時間的余裕は無く、67オリジナルチャイナドレスや制服を買う。
 そしたら3月末まで有効(笑)なカードが貯まったので商品を取り替えてくれるというがこの時点で私にとってジェニ服はありがたみが無かったがそれしかないので幾つか貰って帰る。
 …が、うっかりとセットものを選んでしまって箱がでかく、鞄に収まらずに袋も下げることになり、だんだん鞄の重みが辛くなってきた。
 しくしく泣きながらモノレールに乗って空港に向かう。
 空港土産は『空飛ぶドラ焼き』に限る!と思っているので(出張の成果である)、それを買いに走る。
 当日が祝日なため、やたらと混んでいる。
 荷物を預け、ほっとして、トイレに行きコーラを飲んでいると、チェックの列がもの凄いことになっているのに気づく。
 やべ、さっきから「急げ」って言ってるのは、この過程のことか!と夕食を買う暇もなく列に並ぶ。
 途中で「○○便の方はこちらに!」と言われてそっちに並び直し、ようやく飛行機に乗り込むが、「出発の順番待ちです、しばらくお待ち下さい」と乗ってから言われたため、旦那に連絡もできないまま20分遅れで出発、到着するのだった。
 成果は人形教室リカちゃん32体。箱リカ10体。袋リカ5体。
 その他、ボークスウィッグ4つ、靴2つ、博品館の数々。
 17〜8万円ほど入っていたはずの財布は、帰った時には万札が無くなっている状態であった…。
 よし、今度は25万円持っていこう(←もの凄く間違った方向性への解決)。

ミシンでソーイング


 話は前後するが、2005年11月。
 無事オビツ60を手に入れたはいいが、服は無かった。いや、PARABOXで通販すればあるが、いまいち趣味ではなかったし、布が売るほどある。
 最初は今まで通り手縫いで作った。
 靴下から作ったセーターと直線縫いのスカート。
 しかし、当たり前だが1/6ドールに比べて直線縫いが長い。
 そうして、ついに私はミシン購入に踏み切ったのだった。
 ミシン購入には2種類ある。
 自分で見て店で買うか、通販か、である。
 いろいろ考えたが、結局寒い時期なのでスクーターでうろつくのがかったるく、通販にする。
 面倒くさいので楽天で検索し、『ミシン一番』という店に決める。
 さて、そこから考えるのは、ミシンのどの種類を買うか、だ。
 コンピューターミシン、電子ミシン、職業用ミシン、コンパクトミシン…。
 ちょうど少し前に自作スレでミシンの話題が出ていたこともあり、コンパクトミシンは重みがない分縫いにくいと聞き、選択肢から外す。
 どうせ大した機能は使わないので職業用という選択肢もあったが、いろいろ見ているうちに飾り縫いとかまつり縫いとかボタンホールとかあった方がいいかなぁ、という考えに陥り、コンピューターミシンにする。
 後はメーカーだが…ちょうどミシン一番でブラザーのPC6000というのがプッシュされていたこともあり、そのシリーズについて考える。
 ミシン一番に行ったことがある人なら分かるかも知れないが、掲示板は非常に活発に書き込み・質問がなされていたが、顔文字が激しくちょっと付いていけない。
 そこで出た質問だの機能だのを考えた挙げ句、PC8000というのにした。何となくPC8001に似ていて郷愁を誘われるというのもある(笑)。
 そこで通販し、届いた頃。
 ミシン一番では送料無料キャンペーンが始まったのだった…。
 知ってれば一日くらい遅らせるのにな…。
 そこで届きました報告しつつ泣いてみたら「次の機会には何か考慮しまっす」みたいな返事が返ってきたのでひとまず落ち着き、ミシンを触ってみる。
 自動糸通し、自動糸調節、自動糸切り…便利である。ミシンの押さえを降ろすとき、自分の手が未だに足踏みミシンの時の押さえ部分を彷徨うのがおかしかったが。頭では忘れてるけど体が覚えてるってやつなんだなぁ…。
 ミシンで初めて作ったのは娘たちの枕であった。初挑戦でいきなりファスナーまで付けるという大胆ぶりである(笑)。
 早くも1本針を折ったりしつつ(押さえを変更したのを忘れてそのまま縫ってがきーんと…)、うまく形になったので、人形服に取りかかる。
 さて、このまつり縫い機能だが。
 普通のミシンなのにロックミシンのように縁かがりをするという優れものである。
 私は他の人の服を買ったことがないので、どのくらい端処理をされているのか知らないが、これなら十分なんじゃないかと思った。
 が。
 遅い。
 当たり前だが、1本の針と糸が頑張るのである。3歩進んで2歩下がる、である。
 私は、暢気な時もあるが、基本的に短気である。
 こんなことやってられっかー!とちゃぶ台返ししたくなる速度であった。
 で。
 たった1週間後にはロックミシンの購入検討に入ったのだった。
 さて、ロックミシンにもいろいろある。
 今まで考えたこともないので、どんな機能があればいいのかも分からない。
 それでも自作スレを見ている間に、1本針と2本針があることくらいは分かった。2本針4本糸が上位機種だというのも分かった。
 さて、問題はそこからだ。
 ミシン一番では、JUKIあたりはオープン価格というか、問い合わせして下さい、となっていて、価格の見当が付かない。他のサイトに行っても似たような状況である。
 掲示板の顔文字がイヤな私は、メールで値段を聞いてみた。ちなみに、こちらが顔文字を使わなければ、返事も顔文字は無かったので落ち着いた。
 そして値段を見つつ、機能を調べていくと、何かよく分からないけど、WAVEというのが唯一持っている波形の飾り縫い機能ってのがあって、私はそれをあの布を伸ばしながらフリルになるあれだと誤認して、これにしよう、と決めたのである。
 自動エアスルー糸通しだし、自動糸調子だし。ま、自動でないのを味わってないので、どれだけ便利なのかいまいち実感してないが。
 それでも速度には感動した。ががががっ!と激しい音はするが(笑)、ミシンと同じような速度でまつられていく。縫ってると言うより織ってる感じだが。
 まあ売るわけでもないので端処理する必要性もあまりないが、自分用のでもぴらぴら糸が出てくるのは鬱陶しいものである。
 それに、ギャザー寄せ機能で均等にギャザーになるのが嬉しいし。…なかなかそれでも均等に思うようにはいかなかったりするが。
 まあ、それでも全体的には活用してますよ、WAVE。えーと、基本は糸取り物語。
 今から思えば縫い工房の飾り縫い機能が羨ましいが…。
 9万円の買い物である。そうそう買い換えるものでもなし、今はこれで楽しんでいる。
 PC−8000は…6万位だったかなぁ。
 まあ、あれだ。
 人によっては「たかが趣味に金をかける気は無い。仕事用ならぶっこむが」て主義の人もいるが…初めてそれを見たとき、すっごい衝撃的だったよ、真反対だったから(笑)…私は、「たかが趣味でイライラしたらかなわん、金で買える便利さ、時間短縮なら金で解決した方がストレスが溜まらなくていい」という主義である。まあ、自分で稼いでいるからこそ言えるのだが(笑)。しかし、最高級品までは手を出せない小心者…。
 稼ぐ、ストレス解消、稼ぐ、ストレス解消…正しい消費スタイルじゃあないか。…正しいんだよ。正しいんだってば。(←やっぱり小心者)

オマケ。
拍手で、人形服にロックミシンは必要か否かと質問された時の答えです。

 うーん、難しいですね〜。たとえば、売り物にする、他人様に差し上げる、と言ったものならロックミシンで処理してあった方が何となく端処理を頑張ったっぽい(あくまで「ぽい」。ちゃんと処理出来てたらロックでなくても良いと思うけど)んですが、自分用ならいらないかも知れませんね。
 さて、結論から言ったところで。
 ロックミシンは、端処理ともう一つ巻きロックというのがあります。ニットの端を伸ばしながら飾り縫いにしたり、ストッキングを作ったりするにはこの巻きロックが便利です。
  
  (例。左なら白い縁かがり、右なら黒い縁かがりをしているのが巻きロック)
 
あと、2枚重ねて片方をギャザー寄せながら合わせ縫いというのが出来まして、これを使えば面倒なギャザー寄せ+端処理が同時に出来ます。…まあ、思うようにギャザーが寄らなかったり、最大でも2倍までしかギャザーにならないという欠点はありますが。
 実は1/6は手縫いの方が上手くギャザーが均等に寄ります…私の場合は、ですが。
 この2点では、1/6でもロックミシンがあって便利だなぁ、と感じます。
 ただ、端処理のモードにおいて2本針4本糸の最小巾は5.5mm、1本針3本糸の最小巾は3.3mmで、1/6服(特にリカ服)だと巾5.5mmの処理巾って言うのはちょっと広すぎるような感じがします。
 そう言う点では、1/6服だけ作るなら、1本針3本糸で十分なのではないかと思います。
 まあ、私はせっかくロックミシンがあるんだから、と調子に乗って自分のTシャツや子供服まで作り出したので、4本糸で良かった、と思ってますけど。
 あ、あと、4本糸なら、4巻きのロック用糸が必要です。1本当たり300〜400円なので、1色揃えるのに1000円以上かかります(笑)。
 うーん、私はロック買って良かったと思ってますけど、絶対お奨め!とまでは言い切れないってところですね。
 まとまってませんが、何かの足しになれば幸いです。

3回目登城

 さて、何回目かの雑記に書いたが、私は水曜が休みやすい勤務体系だ。そのため、火曜か木曜に祝日があると連休になって城に行きやすいのだが(土日の祝日は家族連れが多いと恥ずかしくてイヤだなぁと思うため除く)、来年にはそういうパターンの祝日が無い。
 そのため、まだ8ヶ月しか経ってないが、3回目の登城を11/22にする予定だった…のだが。
 10月に上司に11/25〜26の出張を申し渡され、そんな行って帰って1日してまた行って帰るのはイヤなので、金曜に有給を貰って11/24に城に行くことにしたのであった。
 ちなみに11/23は日直だったので、「週末が出張で今日の夜行で行くから17時きっかりには帰るからね」と根回しをしたのだが「お疲れさまです」と言われると、ホントは金曜は遊びなんだけどね…とはちょっと言い辛かったのだった…でも、嘘は言ってないんだ(笑)。ちょっとした故意の言葉遣いだけど。
 まあ、それはともかく。
 夜行列車に乗って、いつも通りかゆみ止めを飲んで爆睡状態で東京着。
 平日なので東北新幹線も磐越東線もすいていて良い。
 福島は寒かったが、きっちりセーターとコートを着ていたのでまあ凍えるほどでは無かった。
 そして城に着きますと…私、他家族連れ1グループのみでしたな(笑)。
 まずは受付でリカちゃんフレンドの無料券を出し、キャッスル会員申込書も提出、それからちょっと悩んでからまず右に向きリトルファクトリーに向かう。
 ショップにはリカちゃん及びジェニフレがピンク箱に入ってずらーっと並んでいる。入り口すぐ横にはカントリーリカちゃん及びジェニーが、まだ10体はいた…。せっかくなのでディスプレイされているカントリーちゃんのドレスをめくってみる。…すげーや、ちゃんと三つ折り処理されてたり白糸だけどロックミシンかけたりされてるわ。うむ、さすがに手が掛かってるな、と感心しつつ、奥に向かう。
 最後と最初とどっちにしようと悩みつつも、結局最初にファクトリー注文することにする。
 迷わずジュリアをお願いすると、お姉さんが電話して「ジュリア持ってきて」と伝えている。…もう荷造りしてたんだろうか。申し訳ない。
 箱のまま4箱来て、中に頭がごーろごろ(笑)。カスタムもするから平気だが、これ、人形の髪を切ることすら可哀想とか言う人には耐えられない光景じゃなかろうか(笑)。
 で、4種類は、それぞれ紺色の目で睫毛も紺色っぽいいわゆるチェコ目っぽいのと、薄目の青い目、それから紫目でアイシャドウが白、濃い緑目でアイシャドウピンク、というものであった。唇は全部普通にピンク。
 悩んだよー。チェコ目っぽいのはまず除いて(いや、何か眠そうな半目に見えて)、ピンクアイシャドウのは箱の横に写真が貼ってあってどうやら以前の城ドールらしくてどうせなら違うのがいいかとか思ったし…でも結局白いアイシャドウは濃くてイヤ、という理由により、緑目でピンクアイシャドウの頭に決めたわけです。頭はその種類で20個くらいごろごろしてたけど、全部見て選ぶなんて面倒なので、適当に。
 それから髪。髪型は、面倒なので10/25のCTGマリーンと同じで、と注文し、髪色はせっかくなのでメッシュにしてみた。
 焦げ茶とブロンドか茶系…と思っていたら、焦げ茶はほとんど黒茶っぽい濃いのしか無くて、ちょっと重いかなぁ、と思いつつも焦げ茶と茶色でメッシュ。いや、お姉さんがたぶんどうでもいい用の男頭にちょっと縫って見せてくれたんだけど。星が入って無くてのっぺりしたアイの男ドール顔だったので、たぶん失敗作か練習用だろう。
 で、色は濃いけど、いっそ金髪系は普通の市販ジュリアにいそうな気がしたので、それで頼んでみる。
 基本料金7350円。メッシュ1色500円。レイヤー1000円。裾ロール345円×4本で1万越え(笑)。いそいそと割引券を提出して、8000円ちょいで無事申し込み終了したのだった。
 一応目の前で、がーっと1分ほどでミシンがかけられるのは確認したんだけど、他のところを回りたかったのでそれ以降は見ず。
 「本日お持ち帰りでしょうか、それともお送りしましょうか」
 「すみません、今日買うもの全部まとめて送って下さい。確か3万円超えたら宅配料無料で…」
 「あ、ファクトリーの方はよろしいんです」
 …ということで、ファクトリーに注文したら送料無料らしい。
 さて、そして次に1階の元のリカちゃんショップを覗きに行く。
 どうやらこっちは市販品とかお土産用品とか男の子向け玩具のコーナーになったらしい。
 でもジェニーコーナーで1200円のお土産用(?)ジェニーを発見したので2体買っておく。あとリカちゃんクッキーも。
 2階にあがると、本日のアイテムは「キラキラアイドルリカちゃん」と「ドレスキャンプジェニー」だった。…前者はともかく、後者は初耳なんだが。いや、私は、だけど。前者も、商品名からして中国製かと思ってたんだが…城製ならちょっと考えよう。
 人形教室は、階段上がって右…に行ったら、子供用広場になっていた…。逆方向に向かって、人形教室。
 …一段と縮小されてませんかね。
 色数も減ってる…ような気が…。
 でも、リカちゃんの人形教室は前回散々買ったので、まあちらっとだけ見て、ジェニーを確認、それから別コーナーになっているスペシャルリカちゃんを確認。更に壁際の4〜5000円箱コーナーを見て…おお!あの後悔した三つ編みちゃんが復活している!…えーと、同じだよね、ドレスが違うから断言出来ないけど…よし帰ったらピンクぼむさまんとこに見に行こう…と心に決めつつ、とりあえず、スペシャルリカちゃん(2500円なり)を2体頼む。
 さて、このスペシャルリカちゃんは、普通の人形教室より少しだけ髪に手が入っている。
 いたのは、シャギー、三つ編み、ツーテール三つ編み、ツーテール、姫カット、三つ編みウェーブ、髪を取って後ろでくくってるの…こんな感じか。日光が燦々と当たっているのが少々気になりつつ、選ぶ。
 ドレスも普通の教室とは別である。イヤリング、靴は同じ、帽子がプラ帽子じゃなく髪留めになってるのと、小物が櫛じゃなくハンガー2本になっているのが違いか。でも、このドレスがまたちょっと凝ってて、どうやら市販品ではなく城特製らしい。
 それからジェニーも選んで…って普通の教室のも城特製ドレスになってたわ。すげーな、城。中国に工場持ったって話は聞いてたけど、カントリーシリーズだけじゃもったいないよな、とは思ってたんだ。
 うーん、これからどんどん城製の人形やドレスを発表していくつもりなんだろうか。
 と感動しつつ、ジェニーは銀色、ピンク、水色、オレンジと4種買って、普通人形教室リカは2体(新色水色と黒茶)、スペシャルリカは4体、というちょっと遠慮がましい数だけ買ってみた。
 …まあ、箱リカ4体と箱ジェニ1体買ってるけど。
 さて、そうしてまた戻る1階。
 リカコーナーはほとんどが通販済みであります。その中に制服リカと銘打った制服小物付きで3675円なりなリカがいたので2体ゲット。…制服に弱いよな〜。
 それからジェニフレを確認して、緑髪アニー発見、更に他のドールは…うーん通販でも買えるかもしれないけど、全部記憶してるわけじゃないし、まあ、可愛いのを選んだと思えば…と何かテーブルに箱が積み上がって参ります(笑)。
 じゃ、これ全部宅配で!とお願いしたら、日曜に自分が帰る前に着いていたんだが、箱が2つ積まれてテープで1個にまとめられていた…あれぇ、こんなに買った覚えは無いんだけど(笑)。むしろ、前回より遠慮したような気がしてるんだが…。
 まあ、それはともかく。
 他の城情報。
 葛飾で行われたイベント用ドールやアイテムは、ショップのレジでは「うーん売れ残る数にもよりますが、店頭で販売という形になるのではないかと…」で、ファクトリーでは「また早めに通販に対応したいと思います。回転を早くしていく予定なので」と言われました。うーん、希望的観測も入るけど、後者の方が説得力があるかな〜。まあ、売れ残りの数によるんだろうけど。2個とかしか残ってなけりゃ店頭売りだろうしな。
 クリスマスリカはチラシがあったのでゲットしておいて…福島限定1000体限定、と書かれているので、福島限定って何だろう、福島でしか申し込み出来ないとかならイヤだな〜まあ福島だけで1000体はけるとは思わないけど(笑)、と思いつつも、帰りに簡易郵便局があったので、もう申し込んできました(笑)。
 だって12/4までだったんだ、申し込み締め切り…。
 
 せっかく城に行っても手ぶらで出ていった私は、また駅でもそもそと昼食を取って…猫に狙われたので半分はホームに行って食ったが…東京へ到着。
 今回は、日曜に秋葉に行こうと思っていたので、初めてPARABOXに行くことにする。
 田舎者なので時間的距離がさっぱり分からないが、ともかく東京駅から山手線で渋谷に出る。この時点で約30分経過。そして東横線で武蔵小杉に行って、徒歩5分ほどで到着。まあ、迷いはしなかったが…東京から約1時間もかかるとは知らなかった…。
 さて、ビルの横の駐車場から階段で上がって見つけたのは店舗と言うよりは事務所のような店。
 そろっと開けて「失礼しま〜す」と呟きつつ中に入り、奥の店に入る。手前の事務所のようなところでは、複数名で何か作っていた。
 奥に入って、客は私一人なわけだが(笑)、荷物を降ろしてあたりを見渡す。
 そしておもむろに仕事をしているお姉さんに声をかける。
 「すみません、今日は何時まででしたっけ」
 いやー、4:30に東京に着いて東京圏内なら余裕で店に行けると思ってたので、閉店時刻まで確認してなかったんだな。18時までとかならどうしよう、と思ったが、20時までと聞いて安心する。
 荷物とコートを置いて、まずは目的グラスアイ。
 …B級品とかC級品とやらは無かった…いやー、どうせなら珍しい色はそれで試してみたいと思ってたんだが〜。
 いやー、東京から意外と時間かかるんですね〜などと言うと、「こちらは初めてですか」とか世間話が始まり、香川県から、と言うと驚かれたり…していたらコーヒーが出てきた(笑)。服を買うときならともかく、人形の店でコーヒー出されたのは初めてだ。…いや、ドールショップ自体がそんなに行ったことないけど。
 何の人形をお持ちですか、とか、こちらはどうやって知られましたか、とかの市場調査もされつつ(笑)、グラスアイの最大目標、ロイヤルブルーとピーチの18mmのそれなりに納得できるものを発見し、ちょっと落ち着く。
 テーブルの上の雑誌をぱらぱらめくったり、どこかの方が作られた40cmオビツに感心したり…首まで切って接着した跡があるので首まで詰めたのかと思ったら、DDヘッドのために改造されてたらしい(そしてそのせいでHPには載せられないとか)。
 いいなぁ、40cmオビツ。私も、失敗したらすぐに交換パーツが手に入れられる状況にあるなら、試してみたい気はするさ。
 …でも、身長は可愛いんだけど、おっぱいはやっぱりおっぱいで…単に40cmな大人体型よりは、スタイルからして幼女…もとい小学生くらいのバランスの40cmが欲しいな〜。
 ちなみに、店の方には2月頃男の子ボディが出るようですよ、と言われても、ふーんまだ延期してんの〜くらいにしか興味が湧かなくて申し訳なかった。…が、ヘンゼルヘッドは買ってみて女の子にしてみたいとは思う。…オカマ言われそうだが。
 それから、まだHPに出ていない新作の靴(帰ったら出てたけど(笑))を見せて貰って、悩んだ挙げ句に、せっかく来てるんだから、と小さい方は4種(白・黒・ピンク・赤)全部買う。ブーツはまあ揃いじゃ無いけど白も黒も茶色もあるし…お揃いが欲しくなるかもしれないけど。
 結局24000円なりの買い物をして、また掲示板に投稿して下さいね〜とお愛想を言われてちょっとその気になりつつ店を出たのだった。
 
 さて、ホテルはそこそこ良いのに泊まったはずだが、一気にアトピーが悪化して滅入りつつ、日曜昼過ぎまで公用。
 痒いしやってられるかー!とさっさと出る。まあ、予定通りなんだが(笑)。
 さて、浅草に出てきて、αえぷろんのTOTOCOへの行き方ページをプリントアウトした紙を手に、しゃかしゃか歩く。白黒でプリントアウトしたけど十分よく分かる案内図だったため、迷うことなく辿り着く。
 …まあ、店先に段ボールが詰まれてて、ホントに開いてるのかが不安だったが。
 さて、入っていくと、他の方(同業者?)とお話されてて、しまいには店の外に行かれたので、客一人残すなんて不用心だぞーとか思いながら荷物を置いて店内物色。
 客が私一人だったので良かったが、複数行ったら厳しいな、この店。
 何となくジェニーの店、というつもりだったが、リカちゃんも結構いて、何かもう夢の店としかいいようが無い。
 にへらっと顔を崩しつつ、物色しているとおじさんが帰ってこられる。
 ここでも「ここは初めてですか?」「香川から」とかいう会話が行われる。香川には仕入れで何度か行かれたそうな…もう潰れてるけどね、その店…。
 県外からの客の方が、迷いもせずに辿り着くそうな。むしろ東京近辺の方の方が、駅まで来て「分かりませ〜ん」と電話してくることが多いとか…きっと自分の地理感を過信してるんだな〜。地方民は、分からないの前提だからしっかり調べて行くのさ。
 さて、脚立も貸してくれて、上の方を見たり…「すみませんね、出来るだけ詰め込んでるもんで…倉庫にはもっと一杯あって」…まさしく夢の店。
 多くは語るまい。
 欲しいものがたくさんあり過ぎて、何を買ったらいいのか分からなくなった私は、16体で諦めた。
 …というか、財布の中身に自信がなくなった(笑)。いや、その時点で7万はあったんだけど、仮に4000円×16の場合、次に向かう秋葉原での軍資金がやばく…。
 いや、結局5万と100円ちょいだったんだけどね、でも、カードにしちゃった(笑)。
 いくら何でもこれを持ってうろうろするのは考えただけでぐったりしたので、宅配をお願いしたら無料でやってくれた…ありがとう、店長。
 何か古いポストカードまでおまけに頂いて、今度東京に出てきたら必ずまた来よう、と思いつつ、店を出る。
 「…帰りは…逆に辿ればいいのかなぁ」と呟くと、秋葉原と浅草の中心くらいですよ、と教えてくれた。
 わざわざ浅草に戻って総武線に乗って一駅、というのが面倒だったため、秋葉まで歩くことにする。
 確かに秋葉原駅までは近かったが…目的のアゾンは電気街口からの行き方しか知らなかったため、ここはどこだー!とぐるぐる回る羽目になったのだった…。
 ま、それでもアゾンに辿り着き、中にはいるとむわっと暑かったのでコートを脱ぎ、それでも汗が出るという何だかオタク丸出しで店をうろつく。
 アイホルダーを2つと、ココナッツ素体が残ってたので1個買ってみて、それから白と黒のクロスベルト付き靴を買う。…いや、PARAでも靴買ったけどさ…私、靴好きだしさ…PARAのは側面があいてるデザインだし、アゾンのは安かったし…。
 1/6の服も見たけど、やっぱ自分で作るか〜と今度は某へ。
 でも今回は合うウィッグはMSD用だと分かってるので、大して見るものが無く、MSD用ホワイト1個買っただけで終わり。
 この時点で17時。
 飛行機は19:15。
 後30分ほど余裕があるような気もしたが、博品館まで行く余裕はなさそうなのでそのまま空港に向かう。
 乗り換え含めて18時前に空港には着いたが。
 日曜の最後の方、席は満席…ということでものすごくごった返している。
 早めに荷物を預けて身軽になり、身体チェックも受けてロビーに入ったのが18:45頃。
 高松便は「視界不良のため天候チェック中」という表示から動かない。
 最終便である。帰れなかったらどうすんだ、と心配しつつもどうしようもないので買ってあったパンを食べる。
 18:55頃、とりあえず出発はすることが決定、でも視界が悪かったらそのまま帰っちゃうよ、了承してね、と放送されて動揺しつつも、隣の松山便が普通に出てるんだから大丈夫だろう、と乗り込む。
 ま、結局30分遅れで帰って来られたが。
 18:45の便で帰ってきた同僚も、視界不良と言われつつ無事到着していたが、16時頃の便は引き返していたらしい…。
 確かに、到着付近で映し出されるカメラの画面は、霧を通してぽやぽやだったので、視界は悪かった。
 無事帰ってきたからよし、でも頭が痛い、腰が痛い、今日はもう寝る…と言いつつ、まあ城からの荷物はちょっと開けてジュリアに満足してから寝たのだった。
 ちなみに。
 22枚入っていた万札は、帰ってきた時点で6枚残っていた。TOTOCOで5万使ってるから…ホテル代とか公用で35000位は使ってるから…何だ、前回とそんなに変わらないじゃないか(爽やかに)。

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